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押さば押せ引かば押せ

手牌の面子選択です。リャンメン面子とカンチャン面子があります。

牌効率を優先した場合はどちらを捨てるのが良いでしょうか?

何回も書きました。誰でも知ってる常識です。

そうですよね?



「相手がテンパイ。こっちがイーシャンテン。降りるのが基本」

ある自称麻雀上手のたわごとです。

「悪い態勢で良い態勢と戦うのは効率が悪い」らしいです。

フリーで場代払って浮いてるので"自称"麻雀上手は可哀想なのかな?

でも、私と100回やったら100回負けてます。

同卓すると、他家3人の中では1番強いことが多かったと思います。

私も集中力の多くを彼に使ってました。そのため必ず私が勝ってた。

その彼が私に何回か言いました。

「僕は麻雀上手いタイプ。あなた(私のこと)は強いタイプ」と彼。

「強いタイプ?」と私。

「ギリギリまで相手の懐に踏み込む気合かな。真似できない」

「違うよ。俺は人一倍繊細な守備力で勝ってるタイプだよ」

「ウソウソ。リーチの1発目にノータイムで無スジを平気で切る人なのに」

親しいわけでもないから、これ全部をまとめて話したわけじゃないです。

ワン欠けの時とかに1問1答した感じですかね。しかも数か月かけて。



字牌を切って先行リーチがかかりました。

自称麻雀上手君は少し考えて字牌の暗刻を落として降ります。

先行リーチはリャンメン面子を嫌い、安全牌を捨ててリーチ。

和了(テンパイ)しやすい方の面子を選択して安全牌まで用意。

そう考えると「後手踏んでるのに勝負にはいけない」と考えるのは彼には自然。

その暗刻落としの字牌でリーチ1発で七対子を振り込みました。

書きたいのは「降りても振るから降りるな」という教訓ではありません。

もっとデジタル。



冒頭に書いた常識です。カンチャンよりリャンメン。

なら、相手がリャンメン捨ててればカンチャン待ちなし。

例外はあります。超初心者やドラ対子や暗刻での翻牌役牌受けとか。

でも、超初心者ならここで振り込んでもトータルでは勝てる。

翻牌字牌受けは、序盤の翻牌字牌の扱いから読める。

したがって、振り込んでも想定内の誤差です。

「カンチャンよりリャンメン」という誰でも知ってる常識がある。

ここからは「相手もカンチャンよりリャンメン選ぶ」という常識が導かれます。



これは「結局はリャンメンじゃなく七対子だったんでしょ」という話です。

でも、七対子ほど読みやすい手牌もないですよ。

・手牌の右手側3枚から捨ててリーチ。

・もちろん手牌の入れ替えも右手側3枚。イーシャンテン時は5枚。

・普段は気にしてない人が河をよく見る。

・しかも今捨てた牌だけじゃなくて序盤に捨てた牌も気にする。

・ツモ牌と河を見比べてから捨てる。特に字牌。

・捨てられた字牌はもう2~3枚河に捨てられてる。

・手牌内移動は2枚セットで。

例外が少なそうな特徴だけでもまだまだあります。

例外を少し増やせば、

・自分の手牌を普段より気にしない。

・気にしても右から3枚以内。

・誰かが捨てた牌を直後に捨てる。

例外の割合を増やせば100個くらいは書き出せそうです。

ついでに、七対子はリーチ宣言牌(テンパイで捨てた牌)より和了しやすい牌待ちです。



自称麻雀上手君の麻雀上手が2点あります。

・完全度の高い牌種が多いリーチなのに降りようと思った。

・相手の七対子にまったく気が付いてなかった。

この2点がノーケアなのに上手なタイプと自称されてもなあと思います。

私の方がずっと麻雀上手ですよね。上手だからリーチにも踏み込みます。

相手に先手取られて降りちゃうのは効率が悪いからじゃないです。

守備力・観察力が足りなくて振り込むのが怖いからです。

上手の戦法じゃなく下手の戦法、それが「後手にまわったら降りる」です。

私なんか「みえみえのリーチじゃかかってこい」と思ってリーチしてます。

だってセオリー通りの手順のリーチなんだもん。

なんで君たちは追っかけリーチできないの?

そう思ってます。



ついでに、

自称麻雀上手君が字牌の暗刻落としだと判断した理由です。

長目な時間考えて、手牌の右から3枚目(ツモ牌入れると4枚目)を捨てました。

これをやる自称上手は多いですよ。心理を想像してみます。

孤立字牌を捨てるのに時間かけるのは変。

普段は牌効率優先打法で字牌なんか持ってない。

対子(暗刻)落としと読まれて狙われたくない。

せめてもの惑わせる要因として手牌の端からは切りたくない。

こんなところでしょうか。



最後に自称麻雀上手君に感謝です。

「リャンメン捨てた人のカンチャン待ちなし」は常識だと思ってました。

でもフリーで場代払って浮いてるハズの自称麻雀上手君も知らないみたい。

そういえば、たくさんの戦術論を読んだけど、それ書いてるのを見たことない。

書いてあるなら自称麻雀上手君が知らないのも不思議。

これが『フリーで勝てる麻雀』を書こうと思った動機のひとつです。

考えたら、ここ十年以上はほとんど戦術論は読んでません。

その前も身を入れて読んでない期間が長かった。

今は誰か(多くの誰か)が書いてるかもしれないですね。

調査しておくべきだったかな。


1か月ぶりの記事になります。

内容はともかく、前と語彙表現等で整合性が取れてないかもです。

それで理解しにくくなってるかもしれません。勢いあるうちに掻き切ってしまうべきでした。

反省してます。ごめんなさい。
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古家満
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男性
自己紹介:
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