前々回に書きましたが、リャンメン面子を嫌った人にはスジは通る。
しかも、リャンメンを嫌うくらいだから手は早い。
つまり、リャンメンを嫌った人は次巡以降のいつリーチするかわからない。
その状況の時に、手牌からの打牌候補が2種ある。
相手の無スジとスジ牌です。後者捨てた方が受入れは多い。牌効率なら後者の打牌。
この場合に聴牌確率を2割くらい減らしても無スジの前者を捨てます。
相手が先に聴牌してリーチかけた時に、安牌が手の中にあった方が良いです。
先手取られた時にも対応できるようにです。これが中級者の考え方です。
「自分は先リーチに降りるから、相手にも自分のリーチに降りてほしい」とは願わない。
ここで勘違いして欲しくないのは、捨て牌から待ち読みをするんじゃないです。
待ちなんか正確に読めない。入り目があるから最高でも1/2の当たり確率。
その感覚は当然です。正しいでしょう。
では、こちらの感覚はどうでしょう?
リャンメン面子を落とした人はリャンメン待ち。だからスジは通す。
そんなこと言ってもリャンメン落としてカンチャンの可能性もある。
確かにあります。面子選択で捨てたカンチャンを手の中のリャンメンより先引くこと。
これ、まさしく同じことを言ってますよね。
攻撃と違って守備だから。「現物捨てればロンされない」とか思いますか?
リーチの現物で大物聴牌に振り込まない?現物無くして壁で振り込む。
他家が追っかけて両方に通る安牌なくて振り込む。
3900点振り込んで7800点差にならなかったけど、ツモられて6500点差になった。
点差で節約したのは1300点だけです。
待ち牌読みにそんなに意味があるとは思えません。
リーチの現物ですら(リーチじゃない他家に)振り込む可能性もある。
牌効率で聴牌確率(もしくは打点も含めた期待値)の高い面子を選択する。
それと同様に先リーチには手牌を壊さないように安全度の高い捨て牌を選択する。
牌効率の方が見えてる情報は多い。でも待ち牌が全部ワン牌とか見えない情報も。
あるいは、リーチかけたら即降りる人に待ち牌抱えられてるとか。
でも、牌理を突き詰めると相手に待ち牌を持たれてるかどうかまで見えたりします。
牌効率達者が○種○牌で効率を計算するように、牌理もデジタルで安全度を計ります。
牌理達者となって、1日で点ピンで数万。点5で1万とか打点を稼げると、
「金持ちケンカできる」で危険度90%とかの牌もノータイムで平気で打てます。
「すぐに取り返せる」と思うからです。
そうなると、ますます打点を高く稼げます。